平成十八年十二月十日、曇り後晴。寒波襲来で風強く寒し。
友人と二人で雑誌山と水ノ峠に行った後、この峠から直ぐ東にある「東雑誌山」(ひがしぞうしやま、一一七二・四㍍、点名・高森、二等三角点)に登る。
詳 細 登 山 地 図 |
この山の登山口(一一二〇㍍)は、池川町ツボイ集落の大規模林道の水ノ峠への分岐から町道坂本一号線を西へ二・六㌔、又は、水ノ峠から東へ七〇〇㍍行った行き違いのための膨らみがある車道の北面にある。入口に木札を付けた。
十三時五十七分、道のないクマザサ、ノバラが下草になった自然林を直登する。極めて微かな踏み跡を辿るように登って行く。要所に目印を付けた。十四時二十分、東端の尾根に飛び上がる。ここから左折(西方向)して進んで行くが、所々に石垣で積み上げたコブのようなものが複数ある。同二十三分、最後の石垣の上にある三角点が埋設されている所に着く。二十六分を要した。
山頂は、四㍍四方位の土塁のような四角い石垣の上にある。三角点は明治三十年に選点されたもので北西九〇㌢には表示杭がある。北側は国有林、南側は民有林である。北面に眺望が開けている。
しかしなんとも不可解なのがこの石垣である。写真でも判るように、どう見ても人工による積み石で自然石とは思えない。しかもこのような石垣に囲まれたコブは間隔を空けて二か所あり、自然石だと思われるコブが一つある。一体これはなんであろうか?砦址だろうか?と考えたが判るはずもない。西の方へ行ってみたが、踏み跡はなかった。地図では西に一一五五㍍、一一五〇㍍の無名峰がある。
十四時三十三分、下山開始。途中、所々で展望が利く所があった。十五時に登山口に着いた。