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氏神崇拝の清宝山

  平成十九年二月二十六日。朝まで雨、後晴時々曇り。
 友人と二人で高知県高岡郡佐川町の加茂平野の北方で尾根筋と送電線に沿って連担する馬場西山と貝石山に登った後、日高村の「清宝山」(三五七・一㍍)を目指す。

 詳 細 登 山 地 図 






 日高村弘岡(三〇㍍)から町道弘岡三号線を北上する。途中、「清宝神社春の大祭」と書いた掲示板がある。車道は一車線でやや狭いが走り易い。頂上近くの清宝神社(三五〇㍍)までの四・一㌔を車で行けるが、標高差が三二〇㍍もあるので総じて急坂である。しかし車道すべてを車というのは如何にも味気ないので、途中の三・七㌔進んだ三叉路(一九〇㍍)から四〇〇㍍を歩くことにした。清宝神社から山頂まで二〇〇㍍だから併せて六〇〇㍍の歩行となる。




十三時五十八分、清宝神社西の広場に来た。清宝神社の祭神は石鎚神社である。



 

十四時三分、神社右手にある登山口を進む。ここに元県知事・溝渕増己書の「霊峰 清宝山」と刻字された石碑がある。箒で清掃された道をさらに進むと、祠が二つある。最初の祠は昭和十年に奉献されたもので五十年祭記念と記載されているので、明治八年(一八七五)には既にこの神社があったことが知られる。ここまでの道は箒できれいに清掃されており、地元の神社に対する崇拝の念が知られるのである。参道というべきであろう。




後の祠を一五〇㍍行くと、十四時七分、三等三角点の頂上である。東西二㍍、南北一五㍍位の広さで、やや藪になっているが、ここまでは清掃できないということだろう。展望は殆ど利かない。少し北へ行ってみると、樹間からグリーンフィールゴルフ場、弁財天山、陣ケ森等が見える。




 十四時二十九分、下山開始。同四十四分に清宝神社駐車場を出発。途中、木材の切り出しをしている広場に来たが、南に展望が開けている。ここで十分位眺望を楽しんだ後、三叉路の駐車地に向かい、車で帰路につく。




神 社 か ら


懐 か し い 田 園 風 景 が 残 っ て い る



(平成十九年三月記)