古典山岳文献、写真も保存した
一番の目的は達成
関連する記事も出来るだけ一緒にまとめたし
しかし、GeoLog Project が年内(2022年)でサービスを終了するとの事。。。
山行等はそもそも保存するつもりがありませんでしたが
年内に全て目を通して、一文、一言でも気になる事があれば保存していきます
※四国の山なみシリーズは一部ダークモードに対応していない箇所があります。ライトモードでご覧ください。文字の色、背景色等を変更して元の雰囲気を壊したくないので。今昔の工石山
工 石 山 陣 ケ 森 県 立 自 然 公 園
自 然 休 養 村
県 民 の 森
中央の高山が工石山。高知市の潮江山(163m)から真北に遠望
右方下の森が高知城(40m)、その前面が県庁
赤ピンが城 赤線がルート 黒丸が赤良木峠
(カシバード3D)
詳 細 登 山 概 念 図
詳 細 登 山 地 図
下赤点が昔の登山口、上黄点が現在の登山口、右に樫山峠
昭和三十七年十二月三十日、単独行。
前日夜半まで降雨。
出発直前になって星空が見える。
七時十分、はりまや橋から菖蒲行き県交バス乗車。
小坂峠を過ぎるまで霧多く、高知市内は雲海に包まれている。
平石に八時十分着。
八時十五分、徒歩で出発。高川橋を過ぎるとすぐ、鳥居を抜けて近道が二ヵ所ある。
九時三十五分、城部落に着く。
ここから山頂まで二十六町といわれる。
九時五十分、登りはじめて、ふと、昭和二十五年頃に登ったときは、このような禿げ山ではなかったような気がした。
大小三つの谷があり、最初の谷にキャンプ跡があった。
最後の谷は「賽の河原」といわれ、この後、水場はない。
山内一豊が献上したといわれる参道石段を上り、十時五十分、切り立った岩峰(妙体岩)の下のお堂に着く。
石段のついたお堂・昭和二十四年
「土佐郷土民俗譚・昭和三年」に以下の記述がある。
土佐郡土佐山村高川山中に工石山といふ高山あり、山上に工石権現の社あり山深く木茂げりいと寂しき幽境なるが、昔より魔所といはれ日午を下れば笙笛の音起こりて天狗来り、遊ぶ若参詣人居残れば裂き殺さる、折々血染の着物を発見することありといはる。
前に来たときのお堂は、立派なものだったが、今は雨戸も床もなく、残るはただ骨組みと屋根のみ、荒涼とした有り様に接し、感慨無量。しばし呆然と佇む。
十一時、ここに荷物を残し出発。
岩の右側を巻いて上に出、急坂を登る。
途中、石楠花の古木に出遭う。
十一時三十分、頂上に立つ。
三角点は無残に腐り果て、今にも倒れんばかり。
周囲には、空缶や袋などが散乱して汚い。
昭和二十四年当時の頂上。
三角点に高坂高女生(現愛宕中学校)
左から五十四年後の平成十四年。
三人の同一人物がいる
十一時三十五分、山頂発、十二時十分にお堂着。
昼食。
雲行きはますます険悪、今にも雨にならんばかり。
しかし、ここから見える高知市付近には太陽が輝き、美しい。
じっと見詰めると、海岸に打ち寄せる波涛の砕け散る様が遥かにみとめられるほどだった。
十三時、お堂発。
「賽の河原」で石を積む。
十四時四十五分、城着。
足をつめて痛い。
賽の河原にて・平成十四年
十五時頃から季節風が強くなり、時々しぐれ、急に寒くなる。
十六時、平石着。
一膳飯屋で、おでんを食べる。
十七時十分、最終の高知行きバスに乗り、十八時過ぎに帰宅。
注、この登山記録も、「暗夜の奥白髪山行」と同じく、登山記録を書類整理中に偶然見つけたものである。
(平成十六年一月記)
感想
工石山の大鳥
案内板等には載っているのに工石山にはない
謎の大鳥
予想立てて探しにも行ったんですよ。。。
これに関する事が書いていないかと工石山の記事を見てみるも
大鳥に関しては何も触れられていない
残念。。。
これには紹介されても良さそうなトド岩がない
大鳥もない
トド岩は何時から認識、紹介されだしたのか?
それ以上に大鳥はやはり不思議だ。。。
クラシックルート
八時十五分、徒歩で出発。高川橋を過ぎるとすぐ、鳥居を抜けて近道が二ヵ所ある。
九時三十五分、城部落に着く。
この城からの登山、、、
現在も道はあるようですね
沢登りしている方もいます
自分は全然行った事も、気にした事もなかったです(^^;
昔を想いながら歩くのも良いかもね、、、
それを言ったらもっと下から歩かないとクラシックルートとは言わないか
車道歩きとか嫌なんで追いかける事はないだろうな(笑)
伐採?
登りはじめて、ふと、昭和二十五年頃に登ったときは、このような禿げ山ではなかったような気がした。
う~ん、、、もしかしてこの時も伐採が凄かったのか、、、
木が枯れたのか、、、
2022年現在、伐採が凄い
まだまだ伐採されるだろう
土砂崩れとかなければいいけど、、、
三辻山ヤバイ気がする。。。
天狗
土佐郷土民俗譚・昭和三年」に以下の記述がある。
土佐郡土佐山村高川山中に工石山といふ高山あり、山上に工石権現の社あり山深く木茂げりいと寂しき幽境なるが、昔より魔所といはれ日午を下れば笙笛の音起こりて天狗来り、遊ぶ若参詣人居残れば裂き殺さる、折々血染の着物を発見することありといはる。
工石山にもこんな話があったんだねぇ
工石山で変な遭難って話しも聞かないし霊感のある方も大丈夫な山だと思いますよ
現在は平和そのもの県民の森です
山頂
三角点は無残に腐り果て、今にも倒れんばかり。
周囲には、空缶や袋などが散乱して汚い。
これも今は信じられない
マナーが良くなり、管理もされるようになったお陰ですね
残念ながら展望台が撤去されましたが、、、
そのうち復活するんじゃないかな
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