四国の山なみ保存計画第十一弾
古典山岳文献 四国の山山 の中から 奥工石山 を紹介します
第一弾はコチラ
※四国の山なみシリーズは一部ダークモードに対応していない箇所があります。ライトモードでご覧ください。文字の色、背景色等を変更して元の雰囲気を壊したくないので。古典山岳文献
四国の山山 ~ 奥工石山
長岡郡大豊村立川と愛媛県境に聳える工石山(一五一六㍍)は、土讃線大杉駅から徒歩で登行されていたが、近ごろ県交通バスが終点の刈谷部落まで開通したので便利になった。
しかし、バスの時間の都合で高知市からの日帰りは余程の健脚者でないと無理である。
ユルギ岩
白髪山
やはり二日を予定し、初日は午後でかけて刈谷部落まで行き、部落の河原でキャンプをする。
翌朝出発して、約五㌔歩くと、広い道が絶えていて山頂に近い尾根が望見される。
道は左折して細道となり、谷川を渡ると急坂で、雑木林に入って登る。
やがて見事なスギ、ヒノキの大植林地帯に入る。
県有林を抜けると通夜堂に来る。それから道はすぐ谷の直登路である。
これを喘ぎながら登りつめると、西方汗見からの道と尾根で合流し、右折して北に向い、一つのピークを過ぎると、眼前を圧する一巨岩が聳えている。
やっと頂上である。工石権現の小祠があって、金属の小鳥居が数個供えられている。
展望雄大、北東は東豫平野の果て、燧灘の碧波に浮かぶ島々、西方遥かに石鎚連峰が飛雲の上に隠見し、東方は剣山山脈の連山が望見され、南方には千古斧を入れない青々とした樹海におおわれた本山の白髪山が指呼の間にある。
頂上付近は、季節ともなればシャクナゲの花がいまを盛りと咲き、その美観に心うばわれるものがある。
刈谷から頂上までの間約四時間の行程である。
(「四国山脈」より・昭和三十四年、川島 慶太郎)
少しでも読みやすくと思い改行を追加しています
改行以外は何も手を加えていません
感想
日帰り登山
土讃線大杉駅から徒歩で登行されていたが、近ごろ県交通バスが終点の刈谷部落まで開通したので便利になった。
しかし、バスの時間の都合で高知市からの日帰りは余程の健脚者でないと無理である。
えっ、、、
今は奥工石山なんて気軽に日帰りできる山です
道路整備が悪いと言われる(本当にそう思う)高知ですら、昔と比べれば大違いって事ですね
大杉駅はコチラ
ここから歩いて奥工石山って、、、
絶対嫌だ。。。
刈谷のバス停は解りませんでした
今は地名もないのかも???
部落
初日は午後でかけて刈谷部落まで行き、部落の河原でキャンプをする。
バス停の所でも出てきましたが、、、
部落と言うと部落差別って言うのが頭に浮かぶかと思いますが、、、
この記事の作者も全くそういう意識はないです
断言します
絶対ないです
部落って言葉は普通に日常的に使う言葉なんですよ
自分は前職で四国内アチコチのど田舎で仕事してました
地元の方と話す機会も当然あるわけですが、、、
なんて会話が普通でした
この会話で出てくる
部落と言うのは集落(田舎の団地と言えばいいかな、、、)と同意語なんです
なので差別意識とか差別的な使い方ではないんです
これ知らないと誤解をされると思うので一応説明しときます
ゆるぎ岩
やっと頂上である。工石権現の小祠があって、金属の小鳥居が数個供えられている。
展望雄大、北東は東豫平野の果て、燧灘の碧波に浮かぶ島々、西方遥かに石鎚連峰が飛雲の上に隠見し、東方は剣山山脈の連山が望見され、南方には千古斧を入れない青々とした樹海におおわれた本山の白髪山が指呼の間にある。
頂上付近は、季節ともなればシャクナゲの花がいまを盛りと咲き、その美観に心うばわれるものがある。
ゆるぎ岩
山頂、三角点は別になります
苦労してゆるぎ岩に着いたら、それはそれは最高の気分だったでしょうねぇ
今は気軽に行けます(笑)
それでも、ゆるぎ岩からの眺めは最高ですよ
ただ、、、道がね、、、登山口に行く林道が、、、未舗装なんで、、、
これが原因で行かない方もいます
気軽に行けて良い山なんですけどね
工石山
四国の方は当然知っていると思いますが
高知には工石山が二つあります
もうひとつがコチラ
自分が初めて行った山でもあります
初心者にお勧めです
現在の奥工石山
自分が奥工石山へ行った時の様子はコチラ
北登山口から
竜王峠から
記事の意図
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