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四国の山なみ~古典山岳文献/赤石山系

2023/12/15

四国の山なみ保存計画第十三弾


古典山岳文献 四国の山山 の中から 赤石山系 を紹介します


第一弾はコチラ

四国の山なみ~古典山岳文献/土佐の近代登山史 | Trekking from Kochi

四国の山なみ~古典山岳文献/土佐の近代登山史 | Trekking from Kochi

たまたま見つけた『四国の山なみ』ってサイトですが消えてしまう可能性があるので保存・紹介します

 ※四国の山なみシリーズは一部ダークモードに対応していない箇所があります。ライトモードでご覧ください。文字の色、背景色等を変更して元の雰囲気を壊したくないので。 

古典山岳文献

四国の山山 ~ 赤石山系

赤石山の名が登山者に注目され出したのは、石鎚山や剣山に比べてはるかに新しい。

しかしこの山は植物地質の研究者には古くから注目されており、それだけに特異な山容と植物相をもっている。


東赤石山の尾根筋 山脇哲臣氏撮影


主峰東赤石山(一七〇七㍍)は上部が蛇紋化したズン橄欖岩ででき、風化した表面は黄褐、赤褐色となり、赤石山の名もこれから生まれたという。

全体にゴツゴツした岩山の地形はかなり嶮しく、所々大きな岩壁やガレがあり、この母岩と地形は植生に大きく影響し、広範囲にわたるヒノキ、クロベ、ヒメコマツ(ゴヨウマツ)の混生林下には初夏に群生するツクシシャクナゲの花が美しく、秋は針葉樹と紅葉の織りなす色彩がすて難い。

この超塩基性岩地帯だけに生ずる高等植物でも四百もあり、なかにはアカイシヒョウタンボク、オトメシャジンなど特産のものを含め、この山が原産地となったものも少なくなく、多くの珍奇種を産し、西日本でも最も特異な山といえる。


頂上からの眺めもよく、北は瀬戸内海を隔てて中国の山なみを見通し、南は平家平から天狗嶽まで、石鎚山脈が指呼の間に望まれる。

ルートはいくつかあるが、一般には伊豫土居で下車し、バスで上野まで二十分、ここから関川の渓谷沿いに歩いて河又を過ぎ、西赤石分岐まで約二時間、それから急坂を登り約千㍍以上から天然林に入り、約三時間で赤石鉱山(約一三五〇㍍)に着く。

ここは登山者のための宿舎は完備していないが、少人数なら鉱山事務所にも泊めてもらえる。

鉱山からは道を東にとって、転石の多い斜面を約一時間足らず登ると、権現尾根に出て尾根沿いに頂上まで、これも約一時間である。

また、鉱山から直登しても二時間足らずで頂上に立つことができる。


権現尾根は、この山脈では珍しい緩やかな草原で、水もよく絶好のキャンプ地である。

また主峰の西、鉢巻山の中腹には石室があり、数人なら充分利用できるし、またキャンプも可能である。

この付近はまるで火口壁のような感じを受け、四国の山では確かに変わったところである。

早朝に土居を出れば、楽な一日の登頂コースであり、また重い荷物は頼めば赤石鉱山まで索道で運んでくれるのも有難い。


東赤石山から東へ、二ツ嶽、赤星山、豊受山への縦走ルートは不可能では勿論ないが、困難が多い。しかし西赤石山、銅山嶺のルートは、東赤石の西端からは歩きよくなり、西赤石山と銅山嶺の間が少しブッシュのある程度で、さほど心配はいらない。

母岩が結晶片岩となるとともに、山容も植物相も一変し、西赤石は穏やかな山となり、また銅山嶺から旧別子の荒涼とした山肌は、何とも形容のし難いところである。

しかもこの廃墟を彩るツガザクラとアカモノの大群落は、さながら中部地方三千㍍級の高山帯の面影をもっており、これも四国では赤石山脈ならでは見られない景観である。


銅山嶺からは別子鉱山を経て新居浜へ、または旧別子から銅山川沿いに渓谷美を探ることもできるし、高知県へは三ツ森、大田尾の二つの峠のどちらもよいコースである。

なお、権現尾根と石室から真っ直ぐに別子山村(愛媛県宇摩郡)に下り、西赤石からは新居浜方面に下るコースもある。

(「四国山脈」より・昭和三十四年、山中 二男)



少しでも読みやすくと思い改行を追加しています

改行以外は何も手を加えていません




感想

岩遊びしたい!!と思いつつ、、、、

まだ行ってないんです(^^;

行ってない山は詳しい人が代筆してくれないかな(笑)



山名

主峰東赤石山(一七〇七㍍)は上部が蛇紋化したズン橄欖岩ででき、風化した表面は黄褐、赤褐色となり、赤石山の名もこれから生まれたという。


なるほど、、、

どこの山も由来がありますね



植物

この超塩基性岩地帯だけに生ずる高等植物でも四百もあり、なかにはアカイシヒョウタンボク、オトメシャジンなど特産のものを含め、この山が原産地となったものも少なくなく、多くの珍奇種を産し、西日本でも最も特異な山といえる。


植物が有名なのは聞いてましたが

赤石山系が原産地となったものがあるなんて知らなかった

そりゃ~植物目当てで行く方が多い筈だ

こういうのを知ると植物に興味がなかった人間も興味出てくるよね

自分は岩遊びしか思いつかない山でしたが見方が変わりました

行く時は少し植物の勉強してから行ってみよう



ルート

ルートはいくつかあるが、一般には伊豫土居で下車し、バスで上野まで二十分、ここから関川の渓谷沿いに歩いて河又を過ぎ、西赤石分岐まで約二時間、それから急坂を登り約千㍍以上から天然林に入り、約三時間で赤石鉱山(約一三五〇㍍)に着く。


ここから行ってたのか、、、


現在、高知からは、、、


床鍋登山口


筏津登山口


旧別子銅山日浦 登山口駐車場



この3つの登山口がメインかと思います

西~東赤石の周回が楽しいでしょうねぇ

体力付けてからじゃないと疲れそう。。。

最近、山飯を簡素にして行動食メインで軽量化しようかと悩み中。。。

ザックが軽いと動きも軽く、体力の消耗も少なくなるからね

こんな事考えるのは歳のせいか、、、

万年運動不足で何もしないからいけないのはわかっているんですけどね

なかなか日々の運動に気持ちが乗らない(^^;



鉱山

ここは登山者のための宿舎は完備していないが、少人数なら鉱山事務所にも泊めてもらえる。


当時は鉱山が稼働していたのか、、、

と言うか泊めて貰えるとか、今は信じられないね

登山者も少なく、今と違って世知辛い世の中ではなかったんだなぁ。。。

今、事務所があったとしても余程の緊急事態でなければ事務所に泊めるとか考えられない

トラブルとかあると責任問題になるし、外部に漏れたら駄目な資料、話を聞かれても困るからね

そもそも、今は泊めて貰おうと考える人がいないでしょう(笑)



また重い荷物は頼めば赤石鉱山まで索道で運んでくれるのも有難い。


いやいやいや、、、どこまで融通利くんだよ(笑)

索道ってわかるかな???

ロープウェイは人を運びますが、索道は物を運ぶ為に工事現場等に設置される物です

人を運ぶのは絶対に駄目!!

内緒で現場のおっちゃん達が乗ってた可能性は大だろうな。。。




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