四国の山なみ保存計画十七弾
古典山岳文献 四国の山山 の中から 中津明神山 を紹介します
第一弾はコチラ
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四国の山山 ~ 中津明神山
土讃線佐川駅から国鉄バスで仁淀川に沿い、名野川駅で下車する。
そこは仁淀川へ中津川が合流している地点。
中津川は県境の中津山に源を発して東流する仁淀川の支流で、延長約一〇㌔である。
この川は渓谷美で有名で、下流からいえば、猿橋から一㌔余りで北から支流の北川渓流が合流する地点に達し、ここを中心とするものが第一景で最も優れている。
本流に架かる吊り橋は昇雲橋と名づけられ谷底まで六〇㍍もあり、目も眩むばかりである。
侵蝕に対し非常に抵抗の強い珪岩と、全くそれと反対の性質の白雲岩が入り混じり、本支流に亘って滝を生じ、深渕を造り、奇岩となり、ここを訪ねた人々に十分満足を与えてくれる。
第二景はその上流約二㌔、下名野川ダムを中心とし、第三景はさらにその上流約三㌔の槙ノ谷を中心とし、ここはとくに紅葉がよい。
下中央が中津明神山、上中央が雑誌山.。非対照山稜
山頂近く
奥名野川でキャンプを張り、翌日道を西にとって最後の五〇〇㍍のジグザグの急坂を登ると、中津山への尾根へ出る。
この付近はワタナベソウの原産地である。
奥名野川から道を西南にとってニゴオヅ峠に出て、尾根伝いに北上して頂上へ達することもできる。
その途中に平らな地形的には好都合なキャンプ・サイトがあるが、溜まり水しかないのが残念である。
頂上は一五四〇㍍で、一面のササ原であり、北方は石鎚山系の山々が手にとるように眺められ、南方の展望も捨てがたく快適を叫ばずにはいられない。
冬はスキーもできる。
この付近の地質は秩父累帯の地層であるが、頂上は地下から吹き込んだ輝緑岩からできている。
頂上から西南に道をとるか、ニゴオヅ峠までひき返して南に下り、西ノ谷に下山し、国鉄バスを利用して帰途につく。
中津川に沿う長坂の部落から南に入ると含銅黄鉄鉱を採掘する名野川鉱山がある。
鉱山からそのままニゴオヅ峠に出る道があるから、鉱山の見学をプランに入れるのも面白い。
(「四国山脈」より・昭和三十四年、沢村 武雄)
少しでも読みやすくと思い改行を追加しています
改行以外は何も手を加えていません
感想
登山口
土讃線佐川駅から国鉄バスで仁淀川に沿い、名野川駅で下車する。
ここからかぁ、、、
絶対に嫌だ(笑)
現在は
ここが一般的かと、、、
行った事ないんですよねぇ。。。
天空の林道へドライブは行った事はあるのですが
山頂まで車で行けるとなると、、、興味が薄れる(^^;
昇雲橋
本流に架かる吊り橋は昇雲橋と名づけられ谷底まで六〇㍍もあり、目も眩むばかりである。
昔は吊り橋だったのかぁ、、、
現在の昇雲橋
ストリートビューで画像も見れます
ん、、、
そういえば、、、
天空の林道ドライブの帰りに寄った時、、、
現在の昇雲橋の近くに橋台が残ってたんですよ
昔の昇雲橋で間違いないね!!
中津渓谷
侵蝕に対し非常に抵抗の強い珪岩と、全くそれと反対の性質の白雲岩が入り混じり、本支流に亘って滝を生じ、深渕を造り、奇岩となり、ここを訪ねた人々に十分満足を与えてくれる。
これを見ると、昔は中津渓谷を通って中津明神山に行ってたんですね
現在はここは車でスルーして山頂目指しますが
中津明神山の帰りは中津渓谷に寄るのお勧めします
ただ、、、
紅葉時期でなくても週末、祝日は人居ます
紅葉時期になると。。。
最悪でしょう
自分なら平日じゃないと紅葉時期は行きたくないですね
平日でもドライブで人多いと思いますが。。。
笹原
頂上は一五四〇㍍で、一面のササ原であり、北方は石鎚山系の山々が手にとるように眺められ、南方の展望も捨てがたく快適を叫ばずにはいられない。
下から中津渓谷経由で山頂まで歩けば絶景の中叫びたくもなるでしょう
現在は車で山頂まで行けるので叫ぶことはない。。。(笑)
この笹原なんですが、、、
グライダーを飛ばすのに最適で四国外から遠征までしているそうです
着陸時に笹原に着陸させるんだそうです
実際に見ました!!
岡山から遠征で飛ばしにきたそう
グライダー飛ばすの初めてみましたが
ちょっと感動しました
エンジンがないので聞こえるのは風切り音だけ
ホバリングもするし急降下、急上昇もする
このおっちゃんが凄い人なのかもしれませんが
まさに風使いって言葉がピッタリで本当に凄かったです
天空の林道
天空の林道
文中に林道の事は出てこなかったので、、、
(「四国山脈」より・昭和三十四年、沢村 武雄)
昭和三十四年以降に着工したって事ですね
ググってみたんですが天空の林道(林道上名野川線)がいつから着工したのかわかりませんでした
この林道行き止まりです
もう、この林道に予算が出るわけがないので開通する事はないね。。。
天空の林道終点までのドライブはコチラ
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